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世界最高の中盤は誰だ! セントラルMF能力値ランキング1位~5位。ポグバにカンテ…首位に立った名手とは?(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。※成績は4月1日時点

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:フランスの小さな巨人

エンゴロ・カンテ
エンゴロ・カンテの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:エンゴロ・カンテ(フランス代表/チェルシー)
生年月日:1991年3月29日(29歳)
市場価格:1億ユーロ(約120億円)
今季リーグ戦成績:18試合出場/3得点0アシスト


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 2015/16シーズンにレスターの奇跡のプレミアリーグ優勝に大きく貢献し、ジェイミー・ヴァーディーらとともに世界にその名を轟かせた29歳のMF。2016年より所属しているチェルシーでも絶対的主力選手として活躍しており、チームのリーグ制覇やヨーロッパリーグ(EL)制覇などに尽力。ロシアワールドカップではフランス代表としてMVP級のパフォーマンスを見せ優勝に貢献するなど、これまでにも数多くの大舞台で輝きを放ってきた存在だ。一方で非常にシャイな性格の持ち主であることでも知られ、その人柄の良さもサポーターから絶大な人気を誇る理由。誰からも愛される、そんな選手と言えるのではないだろうか。

 そんなエンゴロ・カンテ最大の特徴は、「90」という数値を記録した「守備力」にあると見ていいだろう。とにかく運動量が豊富で、ピッチに二人以上いるのではないかと思わされるほど幅広いエリアをカバーできる。身長は168cmと小柄なものの、そのハンデをまったく感じさせないボール奪取の上手さとハードで粘り強いディフェンス、ポジショニングの良さを発揮し、味方のピンチを早い段階で消し去ることが可能だ。このあたりの能力は、間違いなく世界でもトップレベルにあると見ていいだろう。

 そして「パス」の安定感は抜群で、「スピード」も十分なレベルにあるのがカンテの恐ろしいところ。守→攻への切り替えの早さも抜群だ。また、チェルシーではMFジョルジーニョ加入以降、アンカーではなくインサイドハーフで起用されることがほとんどとなっており、攻撃に絡む回数も以前と比べれば格段に増している。得点力があるとは言えないものの、パンチ力十分なミドルシュートなどは相手にとって脅威に。ますます怖い存在になってきていると言えるのではないだろうか。

「空中戦」でこそ大きく数値を落としているカンテだが、その他の能力ではおおむね高い数値を記録している。すでに知られている存在ではあるが、やはり世界屈指のMFであると言えそうだ。

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