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世界最高の左ウイングは誰だ! LWG能力値ランキング16位~20位。マンUが手放した驚異のドリブラーとは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:イングランドの地に舞い降りたテクニシャン

フェリペ・アンデルソン
フェリペ・アンデルソンの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:フェリペ・アンデルソン(ブラジル/ウェストハム)
生年月日:1993年4月15日(27歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/1得点4アシスト


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 サントスから移籍したラツィオで背番号10を身に付けるなど印象的なパフォーマンスを見せ、2016年のリオデジャネイロオリンピックではブラジル代表の金メダル獲得に貢献した27歳のアタッカー。昨季より活躍の場をウェストハムに移した同選手は、プレミアリーグ初参戦ながらすぐに適応し、リーグ戦36試合の出場で9得点4アシストの活躍を見せるなど、サポーターのハートを見事に掴んだ。ただ、今季はリーグ戦ここまで1得点4アシストとややブレーキ。チームとしても個人としても苦戦を強いられている。

 そんなフェリペ・アンデルソンだが、ウインガーとしての能力は申し分ないものがあると見ていいだろう。特筆すべきは「ドリブル」の上手さだ。「スピード」は飛び抜けたものがあり、ブラジル人らしい「テクニック」の高さも兼備しているため、多彩な仕掛けを活かしてサイドで数的優位な状況を作り出すを可能としている。派手さという意味ではやや欠けるかもしれないが、常に冷静さを保っているため、相手の足の出し方などを見極めて確実に交わすことができる。このあたりのセンスは研ぎ澄まされていると言えるのではないか。

 また、キックの精度は左右問わずピカイチ。クロスの質はもちろんのこと、中へ切り込んでから放たれるミドルシュートのパンチ力も抜群だ。そして、守備にも非常に献身的な姿勢を見せることができるのもポイント。ディフェンスが得意というわけではないが、苦手というイメージもなく、チャンスと見ればボールへ積極的にアタックすることも厭わない。攻撃だけに固執しないのが、同選手が評価される所以といったところか。

 一方で細身なF・アンデルソンは「フィジカル」面で数値が上がり切らず。昨季は疲労の影響で終盤戦にプレー精度が落ちるなど、運動量もまだまだ向上させていく必要がありそうだ。

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