11位:ブラジルに現れた新たな大器
FW:リシャルリソン(ブラジル代表/エバートン)
生年月日:1997年5月10日(23歳)
市場価格:5200万ユーロ(約62.4億円)
今季リーグ戦成績:27試合出場/10得点3アシスト
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ワトフォードで出会ったマルコ・シウバ監督とともにエバートンへ渡り、右肩上がりの成長を続けるブラジルの新たな大器。セレソンでも印象的な活躍を見せており、昨年行われたコパ・アメリカ2019では母国の優勝に貢献している。今季はリーグ戦ここまで27試合の出場で10得点3アシストを記録中。キャリアハイを更新する勢いであり、その活躍ぶりにはバルセロナやマンチェスター・ユナイテッドといった数多くのビッグクラブが熱視線を注いでいる。
リシャルリソンの特徴は、プレミアリーグにおける激しいプレスにも簡単に負けない「フィジカル」の強さにある。ボールにがむしゃらに絡んでいく泥臭いプレーも厭わず、どんなに削られても何度も立ち上がるタフさも兼備。ペナルティエリア内の強さと「空中戦」における強さもあり、このあたりはクリスティアーノ・ロナウドのような怖さがあると見ていいだろう。ウインガーとしてはもちろん、CFとしても十分機能できる存在だ。
それでいてブラジル人らしい身体能力の高さがあり、「スピード」もあるというのがなんとも恐ろしいところ。「フィジカル」と「スピード」があるというだけで、必然的に「ドリブル」の威力も格段に増す。また、「パス」の精度に関してはまだまだ改善の余地がありそうだが、プレミアリーグで得点力の向上が目立っているなど、シュートセンスも非常に良い。右足から放たれるボールのインパクトはもちろんのこと、セットプレー時のターゲットになれるのも同選手の魅力と言えそうだ。
一方で課題は「メンタル」面か。試合中にフラストレーションを溜め込んでしまうことが多々あり、荒いプレーで余計なカードを貰ってしまうことが少なくない。イライラが募ると攻撃面でも少々強引なプレーに走ることもあるため、ここは絶対に改善が必要だ。
【了】