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世界最高の左ウイングは誰だ! LWG能力値ランキング11位~15位。妻へのDVも…能力の高さは確かだが…(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。※成績は4月1日時点

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

15位:アヤックスの高速ドリブラー

クインシー・プロメス
クインシー・プロメスの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:クインシー・プロメス(オランダ代表/アヤックス)
生年月日:1992年1月4日(28歳)
市場価格:1750万ユーロ(約21億円)
今季リーグ戦成績:20試合出場/12得点4アシスト


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 トゥエンテでプロデビュー後、ゴー・アヘッド・イーグルスやスパルタク・モスクワへの在籍を経て成長を果たしたオランダ代表FW。昨季所属していたセビージャでは本職ではないサイドバックやウイングバックなどで起用されるなど苦戦を強いられた同選手であるが、今季加入したアヤックスではリーグ戦20試合で12得点4アシストの成績を収めるなど、攻撃の核として印象的なパフォーマンスを見せている。オランダ代表にも継続的に招集されている、実力屈指の選手だ。

 そんなクインシー・プロメス最大の武器は爆発的な「スピード」を活かしながら発揮される「ドリブル」にあると見ていいだろう。サイドを切り裂く威力は申し分なく、わずか1本の「パス」をもゴール前へ一気に持ち運ぶことを可能としている。また、左右両足のキック精度が極めて高く、左のみならず右サイドでも質の高いプレーを発揮できるのが同選手の持ち味。縦にも中にも飛び込んでいけるため、対峙する選手からすると非常にやりにくい存在と言えるのではないだろうか。

 と、ここまで紹介したプレースタイルを見る限りでは典型的なウィンガータイプであるが、実は中央でプレーした際のゲームメイク能力も非常に高い選手だ。「パス」の質が飛び抜けて高いわけではないが、得意の「ドリブル」で相手を剥がし、数的優位な状況を作り出してから味方を活かす上手さがあり、左右両足を巧みに使ったキープ力も十分。今季はアヤックスでも何度かトップ下としてプレーしているなど、このあたりもストロングポイントとなっているのは明らかだ。

 来季はアヤックスの中心的存在として活躍するハキム・ツィエクがチェルシーに旅立つ。その分、プロメスに対する期待はさらに大きくなるはずだが、そのプレッシャーに打ち勝つことができるか。そのパフォーマンスに引き続き注目だ。

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