【写真:Getty Images】
新型コロナウイルスの影響により中断されていたドイツのブンデスリーガは現地時間16日から再開された。だがヘルタ・ベルリンの選手たちが“いつも通り”にゴールを祝ったことが物議を醸している。
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リーグ戦を再開させるにあたっては、様々な形で万全のウイルス感染予防対策が取られている。無観客試合での開催などに加えて、選手たちも可能な限り距離を取ることが求められ、ゴールを祝う際にもハグや握手などは無し。手の平でのハイタッチに代えて“肘タッチ”が行われる場面も見られた。
だがホッフェンハイムと対戦して3-0の勝利を収めたヘルタだけは別。選手たちはゴールのたびに抱き合い、頬にキスをするなど、普段どおりの身体的接触を行っていた。
リーグの定めた衛生プロトコルに反する行為ではあるが、処分対象とはならないようだ。地元紙『ベルリナー・モルゲンポスト』などが伝えたドイツサッカーリーグ機構(DFL)スポークスマンのコメントによれば、接触禁止はあくまでガイドラインとして示されたものであり、罰則を伴うものではないという。
ブルーノ・ラッバディア監督も、選手たちの取った行動はチームとしての方針であることを示した。「我々は6回検査を受けて陰性となり、それ以降誰とも接触していない。感情はサッカーの一部だ。そうでなければ試合をプレーする意味がない」とコメントしている。
ヘルタではリーグ再開に先立ち、ドレッシングルーム内でチームメートと握手をしようとするなどウイルス感染を軽視するような動画をSNS投稿したコートジボワール代表FWサロモン・カルーがクラブから一時活動停止の処分を受けるという騒動も起こっていた。
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