6位:韓国が生んだワールドクラスの存在
FW:ソン・フンミン(韓国代表/トッテナム)
生年月日:1992年7月8日(27歳)
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:21試合出場/9得点8アシスト
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LWGランキングの6位に入ったのは韓国が生んだ世界屈指のアタッカーである。ハンブルガーSV、レバークーゼンへの在籍を経て2015年にトッテナムへ加入した同選手は、プレミアリーグでメキメキと成長を果たし、今ではチームには欠かせない攻撃の柱に。昨季はトッテナム史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に大きく貢献し、個人としても全公式戦で20ゴール越えを果たすなど初の大台乗せ。今季は怪我による離脱があったが、リーグ戦で9得点8アシストを記録中と好調を維持していた。
ソン・フンミンの特徴と言えばやはり「ドリブル」だろう。ボールを持てば積極果敢に仕掛け、派手なフェイントは使わずとも細かなタッチと一定以上の水準にある「スピード」で相手をぶち抜くことを可能としている。今季で言えば、第16節のバーンリー戦で魅せた「7人抜きの70m独走弾」が大きな話題となった。ジョゼ・モウリーニョ監督をはじめ多くの人々から賞賛を浴びたこのゴールにこそ、ソン・フンミンの恐ろしさが凝縮されていると言えるだろう。
そして「得点力」の高さも見逃せないポイント。利き足がどちらだったか忘れてしまうほど両足の精度が高く、ペナルティエリア内外問わずどこからでもシュートを放ってくる恐ろしい選手だ。典型的なウィンガータイプの選手は決定力がイマイチ、ということも少なくないが、ソン・フンミンにはそうした不安は一切ない。「スピード」、「ドリブル」、「テクニック」そして「攻撃力」のすべてが際立っている選手と言えるのではないか。
豊富な運動量もあり守備にも献身的な姿勢を見せるソン・フンミンだが、一方で「メンタル」面には若干の課題が。試合中にフラストレーションを溜め込んでしまうことも少なくはなく、不用意なプレーで余計なカードを貰ってしまうこともしばしば。能力のある選手なだけに、そうした部分は改善していきたいところだ。
【了】