7位:ドイツの快速アタッカー
FW:レロイ・ザネ(ドイツ代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1996年1月11日(24歳)
市場価格:1億ユーロ(約120億円)
今季リーグ戦成績:0試合出場/0得点0アシスト
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父親は元サッカー選手でセネガル代表としてもプレーしたスレイマン・ザネ。母親は元新体操選手であり、ロサンゼルス五輪で銅メダルも獲得したレギーナ・ヴェーバーと、アスリート一家で育ったレロイ・ザネは、シャルケでの活躍が評価され2016年にマンチェスター・シティへ加入している。イングランドの強豪では絶対的な立場にあるというわけではないが、ジョーカー的存在として貴重な戦力に。2017/18シーズンにはPFA年間最優秀若手選手賞も受賞した、屈指の実力者である。
ロシアワールドカップ出場こそ逃したが、ドイツ代表にも継続的に招集されているザネ。そんな同選手が最も強みとしているのが「スピード」である。主に左サイドでプレーする同選手は左利きなため、縦に突破する威力はもちろん高いが、アジリティも兼ね備えるため緩急を巧みに使ってカットインすることも少なくない。ボールを持った状態でも速さは驚異的なものがあるため、対峙するDFからすると捕まえきるのは非常に難しい。「スピード」に関しては間違いなくワールドクラスだ。
もちろん「ドリブル」や「テクニック」も優秀だが、実は非常に「IQ」の高い選手でもある。自慢の「スピード」を活かしてサイドのスペースやSBとCBのギャップに飛び込むタイミングが抜群に的確で、最終ラインなどからボールを引き出す能力が極めて優れているのだ。とくに「パス」の名手が多いシティではこうした部分の上手さがよく発揮されており、左サイドで幾度となくチャンスを生み出している。このあたりはジョゼップ・グアルディオラ監督の下でより磨きがかかったと言える。
一方で負傷離脱を強いられることも少なくないなど「フィジカル」面には若干の不安が。今季も前十字靭帯断裂の大怪我を負い、前半戦を棒に振っている。攻撃面での能力値は非常に高いが、こうした部分で数値を落としており、今回は7位となった。