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世界最高の左ウイングは誰だ! LWG能力値ランキング6位~10位。韓国の世界級FW登場! 果たして順位は…(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:アヤックスで才能開花

ドゥシャン・タディッチ
ドゥシャン・タディッチの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ドゥシャン・タディッチ(セルビア代表/アヤックス)
生年月日:1988年11月20日(31歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
今季リーグ戦成績:25試合出場/11得点15アシスト


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 フローニンヘン、トゥエンテ、サウサンプトンなどへの在籍を経て、セルビア代表FWは昨季よりアヤックスでプレーしている。もともとはサイドを主戦場とする選手であったが、オランダの名門で“偽9番”にコンバートされると、ゴールゲッターとしての才能が大きく開花。昨季リーグ戦では28得点を奪い、チャンピオンズリーグ(CL)ではチームのベスト4進出に大きく貢献している。今季もリーグ戦では11得点15アシストを記録しているなど、31歳にしてなおも成長を続けている存在だ。

 そんなドゥシャン・タディッチは非常にオフェンスセンスが高い選手である。特に優れているのが「テクニック」であり、スペースを読む力にも長けるなどラストパスの質も極めて高い。左利きであるが右足のキックも精度は低くなく、どんな状況でも抜群のキープ力を活かして味方にボールを届けることを可能としている。東欧の選手は比較的大柄な選手が多くパワフルなプレースタイルに走りがちだが、ドラガン・ストイコビッチやデヤン・サビチェビッチのような“ファンタジスタ”も少なくない。タディッチはまさにその系譜を受け継いでいると言えるだろう。アヤックスで偽9番として機能できるのも、こうした部分が一番の要因だ。

 そして、先述した通りゴールゲッターとしても非常に優秀。左右両足から放たれるシュートは精度、威力ともに申し分なく、身長181cm・体重76kgの体躯を活かしたボックス内での強さや嗅覚もピカイチだ。「スピード」こそ凡庸だが、最前線やサイドで果たす役割の幅広さは特筆すべきものがあると言えるだろう。決して派手さはないが、ワールドクラスの能力を持つ存在といっても過言ではない。

 若手選手の多いアヤックスであるが、その中でも豊富な経験値とキャプテンシーを兼ね備えるタディッチの存在感は際立っている。今後も名門において重要な役割を担うことになりそうだ。

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