【写真:Getty Images】
スウェーデンのリーグは他国と違って選手に新型コロナウイルスの検査を義務付けないようだ。12日に英紙『デイリー・メール』が報じている。
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欧州各国がロックダウン(都市封鎖)を実施する中、スウェーデンは厳重な規制を敷かずに経済を回しながら集団免疫獲得を目指す方針を貫いていた。現地時間12日の時点でスウェーデン国内の累計感染者数は2万6670人、死亡者数3256人、感染後に回復したのは4971人となっている。ロックダウンをしなかったにもかかわらず、現在は新規の感染者数や死亡者数が減少傾向にある。
同紙によると、選手の検査体制についても独自のルールを適用するようだ。イタリアやドイツなどは選手が個別トレーニングを実施する前に各クラブで新型コロナウイルスの検査を行なっている。一方、スウェーデンのクラブは選手に毎朝自己評価フォームの記入を義務付け、練習場に到着する前やスタジアムに到着する前の2時間以内に医師へメールを送信し、医師の評価を受けた上でトレーニング実施などの判断を下すとのこと。体調が悪い場合は自宅待機となる。
スウェーデンでは病院を訪問しなければならないほど体調が悪い人だけが新型コロナウイルスの検査を受ける体制となっており、クラブもその社会で採用されているルールに従うため、とても体調が悪い状態でなければ選手の検査は実施しないようだ。スウェーデンリーグは6月14日からの再開を目指している。
【了】