前代未聞の“記録”を作って…
2001年J1・2ndステージ第15節:FC東京戦の先発メンバー
エメルソン(ブラジル出身)
生年月日:1973年3月2日(当時28歳)
在籍期間:2001年
J1通算成績:7試合出場/0得点
2001年のシーズン後半に来日し、エジムンドやマルキーニョスとともにブラジル人トリオで降格の危機に瀕するヴェルディを救うはずだった。
エジムンドがシーズン終盤に加入してリーグ戦5試合に出場して2得点を挙げ、マルキーニョスも14試合に出場して8得点と大きく貢献した一方、エメルソンは別の意味で強い印象を残した。なんと出場した7試合連続で警告を受けるという前代未聞の記録を打ち立てたのである。
とにかくプレーが荒く、ペナルティエリア付近であろうが構わず殺人的なタックルを見舞った。その結果、シーズン終了とともに退団。翌年優勝争いをけん引したエジムンドや、数々のクラブを渡り歩いてJリーグの外国籍選手最多得点記録を持つマルキーニョスのようなレジェンドにはなれなかった。
●2001年J1・2ndステージ第15節:FC東京戦の先発メンバー
▽GK
菊池新吉
▽DF
西田吉洋
中澤佑二
エメルソン
杉山弘一
▽MF
永井秀樹
山田卓也
小林慶行
小倉隆史
▽FW
マルキーニョス
エジムンド
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