マンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングは、新型コロナウイルスの影響により中断されているプレミアリーグの再開に向けて万全の安全対策を求めるとともに、家族の中にウイルスによる犠牲者が出たことも明かした。自身のYouTubeチャンネルでコメントしている。

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　3月以来全ての公式戦がストップしたイングランドでは再開に向けてクラブや政府当局などが協議中。政府は6月から無観客での試合開催を認める方針を示したが、プレミアリーグの具体的な再開日は決定には至っていない。

「僕らはみんなサッカーに戻りたいと思っている。サッカーが大好きでサッカーへの情熱がある。だが今は大きなパンデミックが進行中だ」とスターリングはコメント。「再開する時には、サッカーに関する理由だけでの再開ではなく、誰にとっても安全な形であるべきだ」と訴えた。

「どういう形になるのかは分からない。だが人々や選手たちの安全が確保され、誰もがしっかり対応を受けられるようになれば、それが正しい時だと思う」とスターリングは続けている。

　ウイルス感染により多くの犠牲者も出る中で、スターリング自身も悲しみを味わったことを明かした。「祖母を亡くした親しい友人もいる。僕の家族のメンバーもだ」と語った。

　イギリスは新型コロナウイルスにより特に大きな被害を受けている国のひとつ。これまでに累計21万人以上の感染者と3万人以上の死亡者が報告されている。

【了】