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プレミアリーグ、中立地開催には反対多数。打ち切りの可能性も初めて議論

text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルスの影響により中断されているイングランド・プレミアリーグを中立地開催の形で再開する案には、リーグ内の大半のクラブが反対していることが明らかにされた。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。

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 プレミアリーグを再開する上では、各チームのホームスタジアムではなく、国内8ヶ所から10ヶ所程度の中立地で試合を開催する案が提示されていた。選手やスタッフらの移動を最小限にとどめること、無観客開催であってもホームスタジアムの周辺に地元サポーターが集まる可能性を避けることなどが理由だ。

 すでに開催された試合との間で公平性が保てないなどの理由から、特に残留争い中の下位6チームが中立地開催には反対していると報じられていた。だが11日に行われた全クラブのビデオ会合後にプレミアリーグのリチャード・マスターズCEOが明らかにしたところによれば、反対の意志を示したクラブはそれだけではなかったようだ。

「もし可能ならホームとアウェイでプレーしたいと誰もが考えている」とマスターズCEOはコメント。「もちろん、そういう思いが他のクラブより強いクラブもある。対話が進行中であり、再開の条件について当局との協議を行っている」と引き続き調整を試みていく姿勢を示した。

 原則としてシーズン再開を目指す方向性は変わらないが、「打ち切りについても初めて議論された」とマスターズCEOは明かしている。その上で「もちろんシーズンを最後まで戦うことが今でも我々の目標だが、あらゆる選択肢を議論することは重要だ」と続けた。

 英国政府は5月中のスポーツイベント開催を禁止しながらも、6月1日以降であれば無観客試合の開催を認めるガイドラインを示した。だがプレミアリーグの具体的な再開の形を固めるにはまだ障害も多いようだ。

【了】

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