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世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング11位~15位。前回トップ5入りも…大幅ダウンとなった男とは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:能力の高さは確かだが…

ガレス・ベイル
ガレス・ベイルの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ガレス・ベイル(ウェールズ代表/レアル・マドリード)
生年月日:1989年7月16日(30歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
今季リーグ戦成績:14試合出場/2得点2アシスト ※5月12日時点


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 今夏も移籍の噂が絶えなかったが、結局はレアル・マドリードに残留。これで、ガレス・ベイルは今季で同クラブ在籍7年目を迎えることになった。ただ、かつて「バロンドール候補」にも挙がった同選手の評価は、シーズンを重ねるごとにどんどんと低下。負傷離脱の多さもあるが、ジネディーヌ・ジダン監督からの信頼を掴むには至っておらず、趣味であるゴルフに熱中し過ぎていると批判の的になることも多々ある。今季もリーグ戦14試合の出場で2得点2アシストという低調なパフォーマンスに陥っており、サポーターから大ブーイングを浴びせられることもあった。

 そんなベイルだが、サッカー選手として持ち合わせている能力は確かなものがある。特筆すべきは「スピード」だろう。加速力は申し分なく、一瞬にして相手DFを置き去りにしてしまうことが可能で、ボールを持ってもその威力はまったく変わることがない。全盛期と比べればやや落ちたかもしれないが、それでもこの点は世界でもトップクラスのものがある。数値は「88」と飛び抜けた評価となった。

 そして、左足から放たれる強烈なシュートはインパクト抜群。2017/18シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で魅せたようなバイシクルシュートが物語る通り、どんなに難しいボールでも身体能力の高さを活かして得点に結びつけ、どこからでもゴールを射抜いてくる恐ろしい存在だ。また、身長185cmの体躯と驚異的な跳躍力を活かした「空中戦」の強さもあり、大柄選手にも簡単に当たり負けしない「フィジカル」の強さも兼備。ウイングとしてこれだけ多くの武器を持つ選手はなかなかいないのではないか。やはりベイルは、類稀な才能を持つワールドクラスの存在と言えるだろう。

 ただ、先述した通り負傷離脱の多さが目立ち、試合によって好不調の波が激しいなど「メンタル」面も弱い。このあたりは大きなマイナスポイントとなっており、今回は前回の5位より大きく順位を落とし11位となった。能力の高さは明らかなだけに復活を果たしてほしいところだが、このままの状態が続けば同ランキングの圏外に落ちる可能性も否めない。

【了】

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