【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドの元ナイジェリア代表FWオディオン・イガロは、完全移籍の形での買い取りが決まらない限りは、シーズン終了前に中国に戻ることになるかもしれない。英『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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イガロは1月の移籍市場最終日に中国の上海申花からのレンタルでユナイテッドに加入。新型コロナウイルスの影響で公式戦が中断されるまでに8試合に出場して4得点を挙げるなど早速の活躍をみせていた。
だが、そのウイルスによる公式戦中断がイガロの置かれた状況を複雑なものとしている。プレミアリーグは現時点では6月12日頃からの再開を目指しているが、再開が実現したとしても、イガロを含めた多くのレンタル選手たちの契約が満了する6月末までに全日程が終了することはない。
各クラブでは選手のレンタル期間の延長を模索し、ユナイテッドもイガロ自身もレンタル延長を希望していると報じられていた。だが上海申花も、7月に見込まれる中国スーパーリーグ(CSL)開幕に間に合う時期までにイガロが復帰することを望んでいるという。
上海申花はレンタル延長には応じず、ユナイテッドへの完全移籍のみ認める見通しだと伝えられている。その場合の移籍金は2000万ポンド(約26億5000万円)に設定しているとのことだ。
一方、ユナイテッドが完全移籍での獲得に踏み切らなければ、来季はイングランドの別のクラブでプレーすることになるかもしれない。FW武藤嘉紀の所属するニューカッスルも、新オーナーへのクラブ売却が決まればイガロを獲得することに関心を示していると報じられている。
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