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世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング6位~10位。覚醒したドリブラーにアーセナル史上最高額の男も!(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:覚醒したドリブラー

セルジュ・ニャブリ
セルジュ・ニャブリの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1995年7月14日(24歳)
市場価格:9000万ユーロ(約108億円)
今季リーグ戦成績:23試合出場/11得点9アシスト ※5月11日時点


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 アーセナルでプロデビュー後、ウェスト・ブロムウィッチやブレーメンなどへの移籍を経験したドイツ代表FWは、2017年に加入したバイエルン・ミュンヘン(加入1年目はホッフェンハイムへレンタル)でついに覚醒した。昨季はリーグ戦でロベルト・レバンドフスキに次ぐ10得点をマークすると、今季はリーグ戦ですでに11得点9アシストを記録中。シーズンを重ねるごとに存在感は着実に増しており、現在の推定市場価格は9000万ユーロ(約108億円)にも上っている。もはやこの勢いは誰にも止められない。

 ウイングだけでなくCFとしても機能するセルジュ・ニャブリ。そんな同選手の最大の武器は「ドリブル」だ。爆発的な「スピード」を活かしたまま発揮される突破力は相手陣をズタズタに切り裂く抜群の威力を誇っており、迫力も申し分ない。身長175cmながら「フィジカル」でも簡単に負けず、縦に抜けても中に切り込んでも怖さを発揮できる存在だ。細かいタッチも駆使するなど「テクニック」の高さも目立ち、ストップさせるのがなかなか難しい選手である。

 そして近年は得点力も著しく向上。右足から放たれるシュートはボールを叩き潰さんとばかりのインパクトを誇っており、ペナルティエリア内はもちろんのこと、エリア外からでも果敢にゴールを狙ってくる。「ドリブル」のキレ味や「スピード」が優れるなどウインガーとしての怖さが際立つのはもちろんのこと、ボックス内での勝負強さや嗅覚が光るのも、同選手が大きく評価される要因と言える。「攻撃力」が極めて高い選手と断言できるのではないか。

 一方で改善していく必要があるのは「パス」だろうか。質が大きく下がるわけではないが、やや強引にボールをはたいてしまう場面も少なくはなく、クロスも含め精度はもう少し上げていくことが求められる。24歳の今後の更なる成長に期待したい。

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