国際サッカー連盟（FIFA）は8日、新型コロナウイルスの影響により中断されている各国リーグの再開後の対応のひとつとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）の使用停止を認めることも発表した。

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　FIFAからの提案を受け、サッカーの競技規則を司る国際サッカー評議会（IFAB）が各種の一時的ルール変更に合意。通常3人の選手交代を5人に拡大できることなどに加えて、VARの使用停止を認めることも決まった。

　ビデオ映像を用いて主審の判定を助けるVARは、過去数年間で各国リーグや国際大会などに導入が進められてきた。だがモニタールームが密閉環境となることが避けにくく感染リスクに繋がる可能性があるとの見方から、使用停止の可能性も議論されていた。

　イングランドのプレミアリーグでは、週明けの月曜日にリーグ再開の可否とあわせて交代人数増加やVAR使用についてもクラブ投票による採決が行われる見通し。英『スカイ・スポーツ』や『ガーディアン』などは、すでに行われた試合との平等性確保などの理由から、VAR使用は継続されるのではないかとの見通しを伝えている。

【了】