【写真:Getty Images】
新型コロナウイルスを軽視するような不適切動画をSNS投稿したとして活動停止処分を受けたヘルタ・ベルリンのコートジボワール代表FWサロモン・カルーは、謝罪を行いながらも全面的には納得できない様子を見せている。独誌『デア・シュピーゲル』によるインタビューでのコメントを複数メディアが伝えた。
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ヘルタはカルーが「新型コロナウイルスを真剣に受け止めていないという印象を与えた」として、一時的な活動停止とする処分を4日に発表。同選手がフェイスブックに投稿したとされる動画には、ウイルスを軽視するような歌を歌う様子や、接触禁止を守らずチームメートと握手をしようとする姿などが映されていた。
「人々が僕に対して怒るのは理解できる」とカルーはコメント。「あのような動画を撮影すべきではなかった。リスペクトを欠くものだった。心から謝罪する」と反省の弁を述べている。
ドイツサッカーリーグ機構(DFL)がリーグ再開に向けて定めた衛生プロトコルでは、選手たちはピッチ外で2メートル以上の社会的距離を守ること、握手をしないことなどが規定されている。カルーはその理念を理解しながらも、厳密な適用を疑問視する考えも示した。
「自主隔離から戻ってきて以来、僕らは毎週検査を受けてきた。新たな陽性反応は出ていない。それでも握手をしてはいけないのか?」とカルー。チーム内で新たな感染者が出ていないのはこれまで規制を遵守してきた証だとも強調している。
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