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日本代表 5年前

日本代表、背番号8の系譜。W杯でゴールに絡めばグループステージ突破? 様々なキャラクターを持つ選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツW杯

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クロアチア戦の先発メンバー

監督:ジーコ
戦績:グループステージ敗退

背番号8:小笠原満男(鹿島アントラーズ)
生年月日:1979年4月5日(27歳)
個人成績:2試合出場/0得点0アシスト

 黄金世代の1人として準優勝した1999年のワールドユースで活躍した小笠原満男だったが、シドニー五輪では本大会メンバーから外れている。しかし、02年3月のウクライナ戦でA代表デビューを飾ると、6月の本大会にもサプライズ選出を果たした。

 日韓大会は第3戦のチュニジア戦に途中出場したのみだったが、大会後に就任したジーコ監督の下で小笠原は代表に定着した。しかし、中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一といった海外組がいる際はベンチを温める機会も多く、絶対的な存在とはいえない立場で、2度目のワールドカップに臨むこととなった。

 福西崇史、中田英寿が中盤の底に入り、トップ下を中村が務めた初戦、小笠原は90分をベンチで過ごした。中村のゴールで先行しながらも、終盤に3失点を喫して逆転負け。続くクロアチア戦はフォーメーションを3-5-2から4-4-2へと変更し、小笠原は左の攻撃的MFで先発した。クロアチアの猛攻をGK川口能活のビッグセーブで何とか凌ぐが、決定的なチャンスを作ることはできなかった。0-0で試合を終えた日本代表は、勝ち点1で第3戦を迎えることとなった。

 ブラジル戦も小笠原は先発で起用された。日本代表は玉田圭司のゴールで先制に成功するが、ロナウドとジュニーニョ・ベルナンブカーノのゴールで逆転を許してしまう。小笠原はその直後に中田浩二に代わってベンチに退いた。日本代表は1-4で敗れ、グループステージ敗退が決まった。

 黄金世代が20代後半となって迎えたワールドカップで、日本代表は1度も勝つことなくドイツを去ることに。2度目のワールドカップとなった小笠原も、その苦しい状況を打開することができず、歯がゆい大会となった。

●クロアチア戦の先発メンバー

▽GK
川口能活

▽DF
加地亮
宮本恒靖
中澤佑二
三都主アレサンドロ

▽MF
中村俊輔
福西崇史
中田英寿
小笠原満男

▽FW
柳沢敦
高原直泰


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