12位:インテルで覚醒した男
FW:ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン代表/インテル)
生年月日:1997年8月22日(22歳)
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/11得点3アシスト ※5月2日時点
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
2018/19シーズンにラシン・クラブからインテルへ移籍した男は、イタリアの地で覚醒を遂げた。新天地1年目はリーグ戦27試合で6得点と不完全燃焼に終わったが、今季はすでに同11得点をマーク中。ロメル・ルカクとの2トップは破壊力抜群で、試合を重ねるごとに周囲からの評価もぐんぐん上昇している。そのパフォーマンスにはバルセロナを筆頭に多くのクラブが注目しているなど、今シーズンの活躍は目を見張るものがある。
ラウタロ・マルティネスの能力値を見てみると、22歳ながら全体的に高い数値を記録していることがわかる。「スピード」、「ドリブル」、「テクニック」、「空中戦」とどれをとっても優秀で、「次代のアグエロ」と称されるゴールセンスも併せ持つなど「攻撃力」の高さも申し分ない。「パス」に関してはまだまだ伸ばしていく必要がありそうだが、CFとして比較的穴の少ない選手であると言えそうだ。
そしてL・マルティネスの特徴として、「フィジカル」の強さが挙げられる。これは単純なぶつかり合いのみならず、身体の使い方が非常に上手いという意味だ。ボールの落下点を瞬時に判断し、相手DFより早く身体を入れて先にボールに触れる。またはキープする際に先に身体を当て、ボールを隠すといった技術が非常に優れている。もちろんこれは身体の使い方以外にも、“空間認知力”がなければできないこと。「フィジカル」だけでなく、「IQ」の高さがあるからこそ成り立つものであると言える。
22歳ですでにこうした能力を兼ね備えているのは驚異的だが、同選手はここからますます成長を果たすことになるだろう。タイプ的にはやはりアグエロが理想となるが、その偉大な先輩をいつか越える日が訪れるのか。今後もアルゼンチン代表FWから目が離せない。