【写真:Getty Images】
フランスのエマニュエル・マクロン大統領が、欧州の他の国にもシーズン再開計画を阻止するよう働きかけているようだ。29日に仏紙『ル・パリジャン』が報じている。
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28日にフランスのエドゥアール・フィリップ首相がロックダウン(都市封鎖)解除に向けた今後の計画案を発表する中で、サッカーを含めたプロスポーツについてはシーズンを打ち切りとする方向性を示した。大規模イベントを「9月まで開催できない」とし、「特にサッカーは再開できない」と明言。事実上今季の打ち切りが宣言された。
ベルギーやオランダに続き3ヶ国目の打ち切り発表が出された一方で、セリエAやブンデスリーガ、プレミアリーグなどは再開に向けた動きがある。とはいえ、フランスのように上からの命令となればシーズン打ち切りとなるかもしれない。
同紙によると、マクロン大統領は英国、スペイン、イタリア、ドイツも追随することを望んでおり、スポーツ大臣のロクサナ・マラシネアヌ氏が各国の関係者と二国間協議を始めたと伝えている。現時点で打ち切りに受けた動きはないが、イタリアのスポーツ大臣を務めるヴィンチェンツォ・スパダフォーラ氏が「フランスの選択がイタリアや欧州他国が同じラインを辿る後押しになるかもしれない」と語り、セリエAの再開に悲観的な見方を示していた。
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