3位:リバプールに不可欠なブラジル人
FW:ロベルト・フィルミーノ(ブラジル代表/リバプール)
生年月日:1991年10月2日(28歳)
市場価格:9000万ユーロ(約108億円)
今季リーグ戦成績:29試合出場/8得点7アシスト ※4月30日時点
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今季で在籍5年目を迎えたリバプールで不動の地位を築き上げている28歳のFW。ユルゲン・クロップ監督からの信頼は確かで、昨季はクラブのチャンピオンズリーグ(CL)制覇に大きく貢献するなど、印象的なパフォーマンスを残し続けている。実力者が多く揃うブラジル代表の常連組でもあり、日本代表も出場したコパ・アメリカ2019では母国の優勝に尽力。誰も真似できない抜群の才能を持つ、世界トップレベルのCFだ。
ロベルト・フィルミーノの特徴は他の並み居るストライカーとは少し異なる。それは、周りの選手を活かす能力が極めて高いこと。ただ最前線に張るだけでなく、中盤の位置まで下りて組み立てに加わったり、サイドに流れて味方にスペースを供給するなど、1トップとして果たすタスクの幅が非常に広い。「IQ」の高さはもちろん「テクニック」、「パス」の技術も優れていると言えるだろう。サディオ・マネやモハメド・サラーが得点を量産できるのも、この男の存在が一因とも言える。
また、フィルミーノは豊富な運動量を活かした前線からのプレスも怠らない。「守備力」は「61」と飛び抜けた数値ではないが、他のCFと比べると極めて高い数字。FWの選手はここでポイントを落としがちだが、フィルミーノに関しては大きく評価を落としていないため、能力全体の平均値を対象とする同ランキングで上位に食い込むことができるわけだ。
今季もここまでリーグ戦29試合の出場で8得点7アシストと仕事を果たし続けているフィルミーノ。現世界王者であるリバプールがより高みを目指すために、今後もこの男の存在は不可欠なものとなるだろう。