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Jリーグ 5年前

サンフレッチェ広島、歴代最強外国籍選手5人。ハシェック、ストヤノフ、ミキッチ…親日家たちと歩んできた歴史

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

監督として古巣・広島を破りACL制覇へ

Sanfrecce_1999
1999シーズンの基本先発メンバー



トニー・ポポヴィッチ(元オーストラリア代表)

生年月日:1973年7月4日(46歳)
在籍期間:1997年〜2001年
J1通算成績:87試合出場/13得点

 1992年バルセロナ五輪に出場したU-23オーストラリア代表で指導を受けたエディ・トムソン監督に請われ、1997年に来日を果たすと、4年にわたって最終ラインの主軸を担った。特に上村健一や同胞のハイデン・フォックスと組む3バックはJリーグ屈指の堅牢さを誇り、1990年代終盤の広島を力強く支えた。

 類まれなリーダーシップでチームを統率し、PKキッカーを務めるほど周囲からの信頼も厚かった。広島退団後はイングランドで活躍し、クリスタル・パレスの一員としてプレミアリーグでのプレーも経験。オーストラリア代表としても2006年ドイツワールドカップに出場した。

 現役引退後は指導者に転身し、ウェスタンシドニー・ワンダラーズの監督時代には小野伸二や高萩洋次郎、田中裕介、楠神順平といった日本人選手を次々に獲得したことでも知られる。そして2014年、ウェスタンシドニーを率いて古巣の広島とAFCチャンピオンズリーグのラウンド16で対戦し、2戦合計スコア3-3ながらアウェイゴール差で勝ち上がると、そのままオーストラリア勢としては初めてアジアの頂点に立った。

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