【写真:Getty Images】
イタリア政府が発表した外出禁止措置の規制緩和について、イタリアサッカー選手協会(AIC)が差別的な決定だとして抗議した。28日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
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新型コロナウイルスの感染者が一時急増したイタリアでは、感染拡大を防ぐためにリーグ戦が無期限延期となった。現在は新規の感染者数や死亡者数が減少傾向にあるため、イタリア政府は5月4日から外出禁止措置を段階的に緩和している。
ただ、問題はその内容。一般市民がオープンスペースで走ることを許可されたのに対し、サッカー選手はトレーニング施設で走ることを禁止されたまま。テニスなどの個々で実施できるスポーツはプロ選手が完全なトレーニングに戻ることを許可されたのに対し、サッカーのような団体スポーツは5月18日まで許可されていないと同メディアは伝えている。
AICは「スポーツ再開に関する政府の決定に当惑し驚いている。差別的で非論理的なアイデアだ。個々のスポーツはトレーニング場に入れるが、プロサッカー含む団体スポーツの選手は同じ方法で個々のトレーニングを実施することは出来ない」と、不満を口にしている。同じようなことをするにもかかわらず、個人スポーツと団体スポーツで対応が違うと非難した。
【了】