【写真:Getty Images】
ポーランド1部リーグのエクストラクラサは、新型コロナウイルスの影響により中断されている2019/20シーズンのリーグ戦を5月末から再開させる見通しとなった。25日にリーグ公式ウェブサイトで発表されている。
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16チームで構成されるエクストラクラサは2回総当りで30試合のレギュラーシーズンを行ったあと、上位半分と下位半分に分かれてのプレーオフラウンドを開催する。今季はレギュラーシーズンの第26節までが開催された3月9日の時点で中断が決定されていた。
ポーランド政府とも合意に達したとしてリーグが発表したプランによれば、5月3日から4日にかけて選手・スタッフらのウイルス検査を行ったあと小グループによる練習を再開。5月10日からはチームトレーニングの再開が可能だとされている。
5月後半には再び選手・スタッフ・審判らのウイルス検査を行い、5月27日から31日にかけてリーグ戦の再開を予定している。プレーオフを含めた日程を7月18~19日までに終了させることが見込まれる。
「我々もコロナウイルスとの全面戦争中であり、50日前から家に閉じこもっている。人々は普通の生活に戻りたがっている」とポーランドサッカー協会のズビグニェフ・ボニエク会長はイタリア『ラジオ1』でリーグ再開についてコメントしている。
世界保健機関(WHO)の統計データによれば、ポーランドでは4月26日時点で累計1万1273人の新型コロナウイルス感染者と524人の死亡者が報告されている。新規感染者数は20日の545人をピークにやや落ち着いてはいるが、ここ数日も1日300人台が続いている。
ベラルーシを除く全ての国で国内リーグが中断となった欧州では、具体的な再開日を決定したリーグはまだ多くはない。オランダのエールディビジは6月19日からの再開見通しを今月7日に発表し、再開日を最初に決めた欧州主要リーグになったとも報じられたが、その後今季リーグの打ち切りが決定された。
【了】