【写真:Getty Images】
新型コロナウイルスの影響により中断されていた国内リーグのシーズン打ち切りを決めたオランダは、甚大な経済的打撃を被る各クラブに対する支援をオランダ政府に要請しているという。オランダ『NOS』が26日に伝えた。
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オランダは24日にエールディビジや2部リーグ、カップ戦決勝など今季の残りの試合を開催せず中止とすることを決定。リーグ優勝チームは無し、1部と2部の間での昇格・降格も無しとするなどの決定が下された。
オランダサッカー連盟(KNVB)では、予定されていた試合の中止などによりクラブが被る経済的打撃を総額で最大4億ユーロ(約465億円)と試算し、クラブ救済に向け政府に支援を求めたようだ。KNVBから政府に送付された書面を入手したとしてオランダメディアが伝えている。
KNVBの試算によれば、2019/20シーズンの中止による損失はすでに総額9600万ユーロ(約112億円)に達しているとのこと。また今後の試合の無観客開催などによりさらに2億400万ユーロ(約237億円)、移籍市場の規模縮小により6000万~1億ユーロ(約70億~116億円)の損失が見込まれるとされている。
KNVBでもクラブへの救済措置を実行し、クラブ自身にも忍耐を求めるなど、政府に損失全額の補償を求めているわけではない。だがオランダのプロサッカーが欧州での競争力を維持するためには支援が必要だと訴えている。
【了】