今年夏に開催が予定されていたEURO2020は新型コロナウイルスの影響により来年夏に延期されたが、開催地のひとつであるデンマークでは来夏の開催も不確かな状況だという。英メデイア『スカイ・スポーツ』が26日付で伝えた。

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　EURO2020は欧州12ヶ国による分散開催の形で今年6月から7日にかけての開催が予定されていたが、1年間の延期が3月に決定。現時点では2021年6月11日から7月11日までの開催が見込まれている。

　だが開催地のひとつであるデンマークのコペンハーゲンは、延期によりもうひとつの大規模スポーツイベントとのバッティングという問題を抱えることになった。2021年7月2日には、自転車レースのツール・ド・フランスがコペンハーゲンからスタートすることが予定されている。

　EURO2020ではコペンハーゲンでデンマーク代表のグループリーグ3試合と、決勝トーナメント1回戦1試合の開催が予定されている。デンマークサッカー連盟（DBU）のイェスパー・メラー会長は、EUROの試合開催については市当局やスタジアムなどと調整中だが、開催の可能性は「五分五分」だと発言したとも伝えられている。

　欧州サッカー連盟（UEFA）では、12ヶ国のサッカー協会が試合を開催可能かどうかについて回答を行う期限を4月30日に設定しているという。だが今月末までに開催可否の決定を下すことができない協会はデンマーク以外にもあるとみられている。

【了】