【写真:Getty Images】
度重なる負傷に苦しめられながらも、史上最高のストライカーの一人としてサッカーの歴史に名を残した元ブラジル代表FWロナウド。17年前のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝も、その“怪物”が恐るべき力を見せつけた舞台のひとつだった。
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“銀河系軍団”と呼ばれたレアル・マドリードは2002/03シーズンのCL準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。ルイス・フィーゴの1得点とラウール・ゴンサレスの2得点によりホームでの1stレグを3-1で制して優位に立った。
ユナイテッドは本拠地オールド・トラフォードでの逆転を狙う。だがそこに立ちはだかったのが、インテルでの負傷を乗り越えて前年の日韓ワールドカップ得点王に輝き、復活を果たしてこの年からマドリーに加入していたロナウドだった。
前半12分にはエリア右手前でスルーパスを受け先制ゴールを記録。1-1の同点で迎えた50分にはゴール前の絶妙な位置に走り込んで2点目。そして圧巻は59分、敵陣中央から豪快なミドルを叩き込んでハットトリックを完成させた。
この数ヶ月後にマドリーへ移籍することになるデイビッド・ベッカムが終盤に2点を挙げたユナイテッドは4-3で逆転勝利を収めたものの、トータルスコアでは及ばず。合計6-5の激戦を制したマドリーが準決勝へ駒を進めた。