【写真:Getty Images】
ギリシャの名門クラブであるオリンピアコスが、過去の国内リーグの試合で試合結果を操作する八百長行為を行った疑いがあり、処分として下部リーグへの降格を強いられる可能性もあるという。『CNN』ギリシャ版など複数メディアが伝えている。
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2015年2月に行われたオリンピアコス対アトロミトス戦(2-1)での八百長行為については以前から疑われていたが、新たな調査によりその他の試合にも八百長の疑いが浮上。2014年11月のアステラス・トリポリス戦、2015年2月のヴェリア戦も含めた3試合での不正行為が疑われている。
この疑惑により、オリンピアコスには降格処分および300万ユーロ(約3億5000万円)の罰金処分が科される可能性があると伝えられている。またエヴァンゲロス・マリナキス会長には終身の資格停止処分が下される可能性があるとのこと。アトロミトスにも同様の処分が見込まれている。
八百長行為の疑いがあるのはオリンピアコス関連の試合だけではない。同一シーズンの計6試合が疑惑の対象とされており、ライバルクラブであるパナシナイコスの1試合も含まれている。
オリンピアコスはギリシャ国内最多の44回のリーグ優勝を誇る名門クラブであり、チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)にも毎年のように出場している。降格処分が現実になれば欧州サッカー界にとって大きな衝撃となるかもしれない。
【了】