【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は、新型コロナウイルスの影響により中断されている今季の試合が再開された場合、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の使用は一時的に停止する方針だとみられている。仏紙『レキップ』が22日付で伝えた。
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UEFAは現地時間21日に加盟55ヶ国の代表者とのビデオ会議を実施。中断が続いている各国リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)などについての今後の対応が話し合われた。
中断されている大会の再開が可能になったとしても、当分の間は無観客試合の形で開催されることが見込まれる。だが観客や選手たちだけでなく審判団の感染リスクも抑えるため、VARは使用されない可能性が高くなったとみられている。
ビデオ映像を用いて主審の判断を助けるVARは、過去数年間で各国リーグや各大会に導入され、プロのトップレベルでは使用されるのが普通となった。だが映像を確認するモニタールームでは数人のビデオ担当審判員が密閉空間で仕事をすることが避けられず、感染リスクに繋がることが懸念されている。
一方Jリーグでは、現時点では再開後もVARを使用する方針を維持している。「現状はVAR継続の前提から変わっていない。VARの衛生管理上の問題も考慮した上で、今後運営の詳細を詰めていく」と村井満チェアマンは21日のオンライン記者会見で話していた。
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