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Jリーグ、クラブハウスをPCR検査場に使用する案が浮上。「検査などの体制に供することができれば」

text by 編集部 photo by Getty Images

村井満
【写真:Getty Images】

 Jリーグは21日、2020年度第4回理事会を行なった。その後、Jリーグの村井満チェアマンがwebでの記者会見を行なった。

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 新型コロナウイルスの影響でJリーグは延期となっている。Jリーグ再開の見通しが立っていない状況であるが、JリーグのクラブハウスをPCR検査の場として使用する案が浮上した。

 村井チェアマンは20日に内閣総理大臣官邸を訪問したことを明かした。その場でJリーグは菅義偉内閣官房長官と意見交換を行なったようだ。村井チェアマンは「具体的に何かできるかというのはないが、具体的にスポーツに何ができるかというご指導をいただいた」と話している。

 前回の会見時に記者から「医療機関にJリーグとして何かできているか」などの問題提起を受け、菅内閣官房長官にJリーグとしての今後の展開について話したという。

 村井チェアマンは「何の根拠もない話だが、長官に申し上げたのは、39都道府県に56クラブがあって、全クラブがクラブハウスを持っている。シャワーやオフィススペースを持っているクラブもある。駐車場や人工芝もあるので、もし地域で医療スタッフがクラブハウスを利用し、外で検査などの体制に供することができれば、そんなことができるかもしれませんが、余計なお世話かもしれないし、医療の専門家でもないが、そんなことも考えていると申し上げた次第です」と話し、クラブハウスをPCR検査の場として使用することを考えていることを明かしている。

 これに対して「もし全国で一斉にというわけではないが、1つでも2つでもそういうケースができればいいという話があった。理事会で何ができるかを協議したいと思ったが、メンバーからできることならそういうこともしていこうという話をもらった」と菅内閣官房長官からの意見を受けたという。

 欧州ではスタジアムなどを医療機関に提供しているクラブがあるが、Jリーグもクラブが医療機関へ検査などを目的としてクラブハウスを提供することを検討しているようだ。

【了】

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