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うつ病の症状を示すプロサッカー選手が急増。国際プロサッカー選手会が調査結果を発表

text by 編集部 photo by Getty Images

FIFPro
【写真:Getty Images】

 国際プロサッカー選手会(FIFPro)が20日、新型コロナウイルスの影響でうつ病の症状を示すプロサッカー選手が急増していると発表した。

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 世界各国で新型コロナウイルスの感染者が発生し、感染拡大を防ぐために外出禁止令やロックダウン(都市封鎖)の措置が取られている。各国のリーグ戦も中断され選手は自宅隔離を余儀なくされた。将来の不安と外出できないことにより、うつ病の症状を示すプロサッカー選手が増えているという。

 3月22日から4月14日の期間において、1602人のプロサッカー選手を対象にFIFProとアムステルダム大学医療センターが共同で調査を行なった。内訳は、平均年齢26歳の男子選手が1134人、平均年齢23歳の女子選手が468人となっている。その中で、13%の男子選手と22%の女子選手がうつ病の診断と一致する症状を示したとのこと。

 FIFPRO最高医療責任者のヴィンセント博士は「新型コロナウイルスによってリーグが中断されて以降、これらの数値は不安とうつ病の症状に苦しんでいる選手が急増していることを示している。これはCovid-19が原因で前例のない緊急事態に直面している社会全体にも当てはまることだ。サッカーにおいて、突然若い男性と女性のアスリートが社会的孤立、仕事の活動停止や将来の疑問に対処しなければならなくなった。一部の人々はこれらの変化に立ち向かうための十分な設備が整っていない可能性があり、信頼できる人またはメンタルヘルスの専門家に助けを求めることをお勧めする」とコメントしている。

【了】

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