英国人記者が見たベストイレブン
【写真:Getty Images】
現在進行中の新型コロナウイルス感染爆発により、依然として世界中が苦難と不安に沈んでいる。未来は不確定であり、これから何が起こるかの予想も難しい状況の中、過去を振り返ることに時間を使う人々も多い。
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サッカーファンも例外ではなく、最近1ヶ月間は過去の出来事の記憶をたぐる「プレイバック」や「今日は何の日」といったコンテンツに溢れていた。
ノスタルジーの波の中で、私も回顧の時間を過ごしてみることにした。Jリーグを追いかけてきた約10年間を思い出し(先延ばしにし続けてきた、マッチプログラムやメンバー表が積み上がった部屋の片付けも兼ねつつ)、2009年から2019年までに見てきた選手たちの中からベストイレブンを選出した。
必ずしも、この期間中のJリーグにおける客観的な「ベスト」プレーヤーたちというわけではない。4-2-3-1のシステムで選んだ11人は、ある1シーズンまたは2シーズン続けての強烈な活躍が私にとって特に印象的だった選手たちである。
再び生のサッカーを観ることができる日がいつ来るのかは分からない。今はひとまずこれまでのスター選手を思い出してみることにしよう。
●GK クォン・スンテ(鹿島アントラーズ、2018年)
堅固な4バックとその後ろに控えるクォンの存在が基盤となり、アントラーズは2018年についにAFCチャンピオンズリーグ優勝のトロフィーをコレクションに加えることに成功した。
アザディ・スタジアムでペルセポリスとの決勝2ndレグを取材した際にはゴールのすぐ裏から試合を観戦するよう要請されたが、そのおかげで彼が守備陣にもたらした冷静さと落ち着きを間近で目にすることができた。世界で最も威圧的な雰囲気となるスタジアムでのタイトル獲得だった。