中央アジアのトルクメニスタンでは、中断されていた国内リーグが19日から再開されることが16日に発表された。スペイン紙『アス』などによれば、新型コロナウイルス感染拡大後に一旦中断されたリーグが再開されるのは世界初となる。

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　トルクメニスタンリーグの2020シーズンは開幕から第3節までが開催されたあと、3月23日から中断されていた。ベラルーシやタジキスタン、台湾などのようにウイルス危機後に新シーズンが開幕したリーグはあるが、中断されたリーグが再開された例はこれまでなかった。

　だが、トルクメニスタンがコロナウイルス感染拡大を克服できた結果であるとは考えにくいかもしれない。同国では、累計8万人近い感染者を出しているイランと国境を接しながらもこれまでに感染例はゼロだとされているが、信頼できるデータではないとの見方を各国メディアが伝えている。政府が国内メディアに対して「コロナウイルス」という用語の使用を禁止するなど、「世界で最も非民主的な国のひとつ」であるともされている。

　いずれにしても、サッカーの国内リーグが開催中の国は世界で5ヶ国となる見通し。ベラルーシ、タジキスタン、台湾に加えて中米ニカラグアでもリーグが続行されている。アフリカのブルンジでは開催されていた国内リーグの中断が今週発表されたが、ウイルスの影響ではなく5月に行われる総選挙の準備のためだと報じられている。

【了】