バレンシアがUEFAに公式レターを送ったようだ。スペイン『マルカ』などが現地時間17日に伝えている。

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　スペインでは現地時間16日、2019/20シーズンの再開が叶わなかった場合の順位について話し合われた。このままシーズンが打ち切りになったときは現在の順位でチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの出場権が割り当てられることになっている。

　これに不満を持っているのがバレンシアだ。バレンシアは現在7位。来季のヨーロッパリーグ出場権は5位と6位に与えられるため、このまま打ち切りになると、ヨーロッパリーグ出場権は得られない。

　また、4位レアル・ソシエダと同勝ち点で並んでいる5位のヘタフェも、スペインサッカー連盟の決定に不満を持っていることが報じられている。4位になればチャンピオンズリーグ出場権を得られるため、その差は大きい。

　ラ・リーガでは、勝ち点で並んだ場合、直接対決の結果で順位を決定する。現状で2チームは勝ち点と得失点差が同じ。得点数が多いレアル・ソシエダが4位となっているが、直接対決ではヘタフェが勝利を収めており、4位を主張する可能性はある。ただ、この直接対決はレアル・ソシエダのホームで行われた1試合のみで、後半戦はまだ行われていないため、この決定方法も議論の余地がある状況だ。

　ヨーロッパの舞台に立てるかどうか。チャンピオンズリーグなのかヨーロッパリーグなのか。その違いは、クラブの収入に大きな差が出る。それだけに、どのような形をとっても、不満が出ることは避けられないかもしれない。

【了】