DFは4名選出
【写真:Getty Images】
右サイドバックにはマンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン=ビサカを選んだ。数多くの対戦者が「一度かわしたはずなのに、すぐ追いつかれる」とこぼしたように、スピード、柔軟性、粘着力の三拍子が伴ったマンマークで異彩を放っている。鋭く深いタックルも破壊力十分で、なおかつフェア。このポジションでは世界のトップ5に位置するといって差し支えない。ウイングからコンバートされて一年半。とてつもない才能を秘めていた。
【今シーズンのプレミアリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
センターバックは〈鬼のような〉シュートブロックに定評のあるジェームズ・タルコウスキ(バーンリー)と、丁寧なフィードと巧みなラインコントロールがきらりと光るシェフィールドのジョン・イーガン。ともに地味ではあるが、みずからの任務を全力でまっとうするプロフェッショナルだ。
ユナイテッドのハリー・マグワイアは高額の移籍金に見合わず、そのほかビッグ6(リバプールを除く)のセンターバックも、今シーズンはベストと言い難い。
なお、左サイドバックは迷わずにレスターのベン・チルウェルを選出した。ワールドクラスの精度を誇るクロスと的確な対人動作はさらに進歩し、マンチェスター・シティとチェルシーは一年以上もモニタリングを続けている。いまやプレミアリーグ屈指の左サイドバックであり、リバプールのモハメド・サラーでさえ、チルウェルを出し抜くまでには至っていない。
【次ページ】中盤には5名を選出