非常識極まりないDF
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【写真:Getty Images】
エクトル・ベジェリンやジョン・ストーンズも負傷後のリハビリに長い時間を要し、クラブのプランに大きなマイナスをもたらした。しかし、カイル・ウォーカーの比ではない。
コロナ禍にもかかわらず、ウォーカーは二度もパーティーに参加している。しかもそのうちの一回は、友人宅にコールガールを招き入れていた。「自分だけは感染しない」「感染したとしてもまだ若いからすぐに回復する」とでも考えていたのだろうか。
他人に感染のリスクを及ぼす非常識な行動に、ジョゼップ・グアルディオラ監督も怒り心頭に発したという。コロナウイルスでお母さまを亡くしているのだから、その心情は察するに余りある。
ウォーカーの場合はパフォーマンスではなく、人の道に外れたための選出である。別格のワーストと表現して差し支えない。
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