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すごすぎる…ブラジル代表、最強の怪物たち。リバウド、ロナウジーニョ、カカー…サッカー史に刻まれる英雄8人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ロベルト・カルロス

ロベルト・カルロス
【写真:Getty Images】



DF:ロベルト・カルロス(レアル・マドリー/ブラジル代表)
生年月日:1973年4月10日(当時28歳)
01/02シーズン成績:31試合3得点5アシスト
01/01シーズン市場価格:不明
ブラジル代表主な出場大会: 1993年コパ・アメリカ、1995年コパ・アメリカ、1997年コパ・アメリカ(優勝)、1997年FIFAコンフェデレーションズカップ(優勝)、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、1999年コパ・アメリカ(優勝)、2002年FIFAワールドカップ日韓大会(優勝)、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会

カフーが史上最高の右サイドバックなら、左サイドバックはこの男だ。168cmと小柄ながら、走攻守すべてにおいて世界最高クラスの力を持ち、数々の逸話を残す“伝説のサイドバック”と言える存在。長くレアル・マドリーでプレーし、銀河系軍団の中心的人物でもある。彼以前のサイドバックは大きな注目を集めるポジションではなかったが、日本でも「ロベカル」の愛称で多大な知名度を持つなど、世界的なスーパースターとして愛され続けた。

能力値の対象としたのは、カフーとともに両サイドと世界を制した02年日韓ワールドカップ当時。クラブレベルでもレアル・マドリーでUEFAチャンピオンズリーグを制し、決勝でジネディーヌ・ジダンが放った「史上最高のボレーシュート」をアシストするなどサッカーシーンの中心的人物だった。

最高値はやはり「スピード」。加えて「フィジカル」も高い数値となった。小柄ながら驚異的な太さの太ももを持ち、ひとたびトップスピードに乗ればピッチ上の誰よりも速く、蹴り込むボールはゴールネットを突き破るほどに強烈な力強さを持っていた。

さらに「テクニック」も92と高い評価となっている。フリーキッカーとしても世界トップクラスの実力者であり、トラップやボールコントロールはディフェンダーだけではなくアタッカーを含めても彼以上の選手を探す方が難しいといえた。

パワーとテクニックを最大限に兼ね備え、「悪魔の左足」と言われたロベルト・カルロスはサイドバックの域を超えて左サイドのアタッカーとしても史上最高クラスの選手だった。

【了】

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