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すごすぎる…ブラジル代表、最強の怪物たち。リバウド、ロナウジーニョ、カカー…サッカー史に刻まれる英雄8人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マルセロ

マルセロ
【写真:Getty Images】



DF:マルセロ(レアル・マドリー/ブラジル代表)
生年月日:1988年5月12日(当時25歳)
13/14シーズン成績:28試合1得点7アシスト
13/14シーズン市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
ブラジル代表主な出場大会: 2013年FIFAコンフェデレーションズカップ(優勝)、2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会、2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会

ロベルト・カルロスの後継者として攻撃的左サイドバックの最高峰に位置するのがマルセロだ。DFとは思えないほどの卓越したテクニックと攻撃センスを持ち、その攻撃的スタイルによって一時期は批判の対象ともなったが、ブレることなく自らを研磨することで雑音をねじ伏せた。現代最高のサイドバックといえる存在だろう。

能力値の対象としたのは初のワールドカップ出場となった2014年ブラジル大会当時のもの。25歳と成長曲線のピークに向かっている時代であり、クラブではUEFAチャンピオンズリーグを制覇。さらにこの後、2015/16シーズンからはCL3連覇とクラブとともに自身も最盛期を迎えることとなる。

最高評価はやはり「テクニック」。92という数値はアタッカーを含めても世界トップクラスの評価であり、「ドリブル」でも90を記録。フットサル仕込みの足技は異次元といえるほどのクオリティを発揮している。さらに「攻撃力」は80を超える数値となっており、こちらもDFとしては類を見ない高評価といえる。

一方で「守備力」に関しては世間の評価やイメージは“低い”というものかもしれない。しかし、その数値は76。他のサイドバックと比較しても決して低いと言えるものではない。あまりに攻撃力が高すぎるがゆえに、守備に関してネガティブなイメージを植え付けられてしまったのかもしれない。

現在のブラジルにはアレックス・サンドロやアレックス・テレスなど優れた左サイドバックが数多く存在するが、いずれもブラジル代表のレギュラーには定着できずにいる。その事実こそがマルセロという選手の偉大さを物語っている。

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