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ブラジル代表歴代10番、その能力値は? リバウド、ロナウジーニョ、カカー…サッカー史に刻まれる英雄たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ルーカス・パケタ

ルーカス・パケタ
【写真:Getty Images】

MFルーカス・パケタ(ブラジル代表/ACミラン)
生年月日:1997年8月27日(22歳)
今季リーグ戦成績:17試合0得点1アシスト ※4月1日時点
市場価格:2800万ユーロ(約33億6000万円)
ブラジル代表主な出場大会:2019年コパ・アメリカ(背番号18)

 2019年11月15日、宿敵アルゼンチン戦で新たな10番が誕生した。それがルーカス・パケタだ。現在22歳のパケタはフラメンゴの下部組織出身。2018年にはトップチームで全国選手権32試合10得点2アシストの活躍を見せ、バルセロナやパリ・サンジェルマンとの争奪戦を制したACミランに3500万ユーロ(約45億6000万円)という移籍金で引き抜かれた。

 しかし、能力値は全体的に伸び悩んだ。ブラジルのエース候補だけに「ドリブル」と「テクニック」は80超となったが、平均的な数値となっている。

 本来のポジションは攻撃的MFだが、ミランがトップ下を廃した4-3-3を基本フォーメーションとするため、インサイドハーフでの起用が大半となっており、ここまで17試合で0得点1アシストと期待に応えるプレーは見せられていない。上記のアルゼンチン戦で10番を背負った際にはリバウドに「非常に悲しく思う」と苦言を呈された。

 それでもまだ22歳。「フィジカル」「パス」「攻撃力」「IQ」「メンタル」と何も80に迫る数値となっており、能力値に大きな穴はない。しっかりとレベルアップを遂げれば世界屈指のMFとなる可能性は十分に秘めている。

 さらにインサイドハーフでの起用が続いていることもあり、過去の10番たちと比べると守備力の高さは際立っている。ミランやブラジル代表での正しい起用とトレーニングを積むことができれば、将来的には新たなブラジルの10番像を築き上げることができるかもしれない。

ブラジル代表やミランで大活躍を見せたMFカカが、スポーツ育成シミュレーションゲーム「プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド」(サカつくRTW)に登場!

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【了】

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