【写真:Getty Images】
イタリアのサンドラ・ザンパ保健事務次官は、新型コロナウイルスの影響により中断されているセリエAの再開に向けて慎重な対応を求めた。イタリア『RAI』に語ったコメントを『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。
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新型コロナウイルス感染拡大により深刻な被害を受けたイタリアでは依然として厳しい状況が続いているが、感染者・死亡者の増加ペースが落ち着いてきたこともあり、商店閉鎖などの規制を徐々に緩和する動きも出てきた。セリエAでも、5月4日頃から各クラブの練習を再開し、5月末には無観客試合でリーグ戦を再開するという見通しが伝えられている。
だがザンパ氏は「サッカーの再開は非常に難しいと思う」と早期の再開には否定的な見方を示した。「優先すべき議論ではない。あと1ヶ月は断念して構わないと思う」と述べ、より生活に密着した分野の正常化を優先すべきと主張している。
「無観客試合でさえも、何も大惨事が起こらないままあと1ヶ月待ってからでいい。ダメだと言うわけではないし私が決めるわけでもないが、主要な問題ではないと思う」と続けた。
再開が可能になったとしても、当分は無観客試合を続けるべきだとザンパ氏は主張。「満員のスタジアムは完全に安全になってから。つまりワクチンができてからだ」と述べている。
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