シャルケ(ブンデス屈指のSBへ:10年夏〜14年夏)
2010/11シーズンの基本先発メンバー
【リーグ戦成績】
2010/11:26試合出場0得点
2011/12:18試合出場0得点
2012/13:24試合出場1得点
2013/14:17試合出場0得点
シャルケでも1年目の2010/11シーズンからレギュラーに定着する。リーグ戦では26試合に出場し、チャンピオンズリーグの舞台も経験して日本人選手としては初のベスト4進出にも大きく貢献した。そして国内カップ戦を制して欧州初タイトルも獲得。ペルー代表のジェフェルソン・ファルファンと組む右サイドはブンデスリーガ屈指の破壊力と警戒されるようになっていき、欧州でも評価はうなぎ上りだった。
2011年3月11日の東日本大震災を受け、試合後にシャツにメッセージを書いて世界に発信したエピソードは今でも有名。それをアシストしたドイツ代表GKマヌエル・ノイアーとは無二の友情を築き、ファンからも“ウッシー”と呼ばれ愛される存在となっていった。
2年目の2011/12シーズンはマルコ・ヘーガーとの激しい定位置争いを演じたものの、最終的には右サイドバックのポジションをがっちり確保。2012/13シーズンは細かい負傷離脱もあったものの、好調だったシャルケの4位進出に貢献し、内田自身もブンデスリーガの年間ベストイレブンに選ばれるハイパフォーマンスを披露した。
選手としての運命が大きく変わり始めたのは2013/14シーズンだった。2014年2月に右ひざを負傷し、そのまま復帰できずにシーズンを終える。なんとかブラジルワールドカップに出場して日本代表の全3試合に出場したものの、そこでの無理が祟ったのか、以降は怪我との長く苦しい戦いを強いられることになる。
●2010/11シーズンの基本先発メンバー
▽GK
マヌエル・ノイアー
▽DF
内田篤人
ベネディクト・ヘーヴェデス
クリストフ・メッツェルダー
ルーカス・シュミッツ
▽MF
ジェフェルソン・ファルファン
イヴァン・ラキティッチ
ペール・クルーゲ
ホセ・マヌエル・フラード
▽FW
ラウール・ゴンザレス
クラース・ヤン・フンテラール