【写真:Getty Images】
アーセナルは、今季プレミアリーグでのチームの成績に応じて割合を変動させる形での給与カットを選手たちに提示しているが、合意には達していないようだ。英紙『デイリー・メール』や『ESPN』が伝えている。
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新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦の延期が続く中、収入源を絶たれたクラブは経営面で困窮。プレミアリーグは全選手に中断期間の給与を一律30%カットとする案を提示しているが、選手協会はその方策の有効性に疑問を呈しており、合意には至っていない。
サウサンプトンやウェスト・ハムなど、独自に給与支払い延期の合意を発表したクラブもある。英国メディアによれば、アーセナルは選手たちに対して今年4月から来年3月までの1年間の給与の12.5%をカットすることを提案しているという。
ただし、チームの成績に応じて給与カット分の一部または全額を返還する条件がつけられるようだ。来季チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得できた場合には12.5%全てを選手に返還、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得できた場合には5%を返還し、7.5%の給与カットに。EL出場権も獲得できなかった場合にはそのまま12.5%がカットされるという提案だと伝えられている。
リーグが中断された時点で、アーセナルは他の多くのチームより1試合を多く残しての暫定9位。CL出場圏の4位とは暫定8ポイント差だが、2位のマンチェスター・シティに出場禁止処分が下されているため、5位でも繰り上げでCL出場権獲得となる可能性がある。
だがアーセナルの選手たちは選手協会の方針に賛同し、給与カットには応じず別の形でクラブや社会に貢献することを望んでいるようだ。給与支払いの延期には応じる見込みだとみられている。
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