【写真:Getty Images】
新型コロナウイルスに感染して重症化し、その後回復した元トルコ代表のリュシュテュ・レチベル氏が、感染が明らかになるまでの経緯や症状などを語った。イタリア『トゥットメルカートウェブ』が11日に同氏へのインタビューを伝えている。
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現役時代にトルコの強豪クラブやバルセロナなどでプレーし、2002年日韓ワールドカップではトルコ代表の躍進に大きく貢献した46歳のリュシュテュ氏。先月下旬に新型コロナウイルスの陽性反応が検出され、重症化して集中治療室(ICU)での治療を受けたと報じられたが、11日間の入院を経て退院したことが先週報告された。
「最初の日は喉の軽い痛みだけだった。2日目には熱が上がってきたが、37.5℃を超えることはなかった」とリュシュテュ氏は振り返る。だがその後「味覚や嗅覚がなくなり、おかしな咳が続いた。正直に言って、最初は少し甘く見ていたと認めざるを得ない。単なる風邪かと思っていたが…」と続けている。
症状が出始めてから7日目にはかなりの高熱となり、48時間は熱が下がらなかったという。そこで医師の指示により病院へ行き、肺炎とウイルス陽性反応が確認された。「人生の中でも最も厳しい戦いのひとつだった。幸い最悪の時期は過ぎ、帰宅することができた。5年前にタバコをやめていて良かったよ…」とリュシュテュ氏は語る。
「このウイルスは深刻なものだ。軽く扱ったり甘く見てはいけない。コロナウイルスは人類全体を脅かしている。家にとどまり、不必要な他人との接触を避けよう。自ら体験した私の言葉を聞いてほしい」と感染抑止に向けた対策の徹底を訴えている。
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