新型コロナウイルス感染拡大の影響によりリーグ戦やクラブの活動がストップしているイタリア。セリエA各クラブのトレーニングは、現時点では5月4日から再開される見通しとなっている。イタリア『スカイ』など複数メディアが伝えた。

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　依然としてウイルスによる危機的な状況が続いているイタリアでは、ロックダウン（都市封鎖）を5月3日まで延長することが決定された。青少年政策・スポーツ大臣のヴィンチェンツォ・スパダフォーラ氏も、イタリア五輪委員会（CONI）会長に宛てた書面の中で、各スポーツの練習は「おそらく5月4日」に充分な安全対策を取った上で再開すべきだという見通しを示している。

　イタリアサッカー連盟（FIGC）のガブリエレ・グラヴィナ会長は、練習再開に先立つ4月末にセリエA全選手の健康調査を行うとコメントしている。トップチームの選手と接触の可能性があるプリマヴェーラ（ユース）選手たちも検査を行うという。

　リーグ戦再開の時期は、『スカイ』によれば現時点では「5月30日から6月14日の間」との見通し。一方『レプッブリカ』紙は5月30日、あるいは遅くとも6月6日が想定されると述べている。

　再開されたリーグ戦は、無観客など万全のウイルス予防措置を取った上で毎週2試合が開催され、8月2日までに全日程を終えると見込まれている。FIGCは9月や10月までリーグ戦を行う可能性も示唆していたが、欧州サッカー連盟（UEFA）の意向にも沿うため遅くとも8月までの日程消化が望ましいと考えられているようだ。

【了】