【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのウェスト・ハムは10日、新型コロナウイルスによる危機的状況への対応として、選手の給与支払い延期などが合意に達したことを公式声明で発表した。
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プレミアリーグを含めた全てのサッカーが中止された状況の中、収入源を絶たれたクラブは困窮。プレミアリーグは中断期間の全選手の給与を一律30%カットとすることを提案しているが、合意には達していない。
そういった状況の中、9日にはサウサンプトンが4月から6月までの給与の一部支払い延期などが選手たちとの間で合意に達したと発表。ウェスト・ハムもそれに続く形となった。
ウェスト・ハムのトップチームの選手たちは、中断期間中の給与の一定のパーセンテージについて受け取りを延期することで合意。またデイビッド・モイーズ監督やクラブ副会長らは給与の30%カットが合意に達したとのことだ。
共同チェアマンのデイビッド・サリバン氏とデイビッド・ゴールド氏については、もともと過去10年間にわたって給与や配当は受け取っていないが、株主ローンに対する利息の受け取りを延期すると発表。また、両チェアマンと株主はクラブの経営を助けるため3000万ポンド(約40億円)の拠出が合意したと発表している。
これらの措置を通して経営安定を図るとともに、一般職員の雇用および給与全額支払いを維持するとクラブは説明している。
【了】