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Jリーグ 5年前

中村憲剛、川崎フロンターレ歴代ポジション。クラブの成長とともに歩んで18年、頂点に挑み続けるキャリア

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2009年:あと一歩で届かないタイトル[ONE STEP]

Frontale_2009
2009シーズン基本先発メンバー

【リーグ戦成績】
32試合出場4得点(J1)

 4年で3度目の2位に終わった。シーズン最終節まで優勝争いに絡みながら、2位に終わった2008年に続き、2009年も終盤戦で一度は首位に立った。しかし、第32節で大分トリニータに敗れて首位の座を鹿島アントラーズに明け渡してしまう。

 そして迎えた最終節「勝利したうえで鹿島が引き分け以下なら優勝」という条件下、フロンターレは柏レイソルに3-2で勝利する。しかし、鹿島が浦和を破ったため、あと一歩のところでシャーレ獲得を逃してしまった。この年は2年ぶりにヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)でも決勝進出を果たしたが、FC東京に敗れて初タイトル獲得のチャンスを逸していた。

 中村は4-3-3と4-4-2を併用する中で、前者の場合はトップ下、後者の場合は主に右サイドを担った。4-4-2の場合は右サイドから中央よりにポジションを取って、2人で31得点を挙げたジュニーニョと鄭大世のストライカーコンビに正確なラストパスを供給した。

 11月に負傷で招集を辞退するなど短期間の離脱もあったが、日本代表でも相変わらず中心的な存在であり続け、Jリーグベストイレブンを3年連続で受賞。それでも徐々に“シルバーコレクター”というイメージが出来始めたシーズンと言えるだろう。

●2009シーズン基本先発メンバー

▽GK
川島永嗣

▽DF
森勇介
寺田周平
伊藤宏樹
村上和弘

▽MF
中村憲剛
横山知伸
谷口博之
レナチーニョ

▽FW
鄭大世
ジュニーニョ

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