【写真:Getty Images】
先日とあるゴール動画が話題になっていた。というのも、3月28日にバイエルン・ミュンヘン所属のフランス代表SBベンジャマン・パバールが誕生日を迎えたことで、彼がロシアワールドカップで決めたスーパーゴールをFIFAワールドカップの公式Twitterが同日にアップロードしたのだ。このゴールは同大会の最優秀ゴールに選ばれたほど、美しく、重要なゴールだったのだ。
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そのゴールは決勝トーナメント1回戦、アルゼンチン代表戦で生まれた。試合は前半、FWキリアン・ムバッペが得たPKをFWアントワーヌ・グリーズマンが決めてフランスが幸先よく先制する。しかしアンヘル・ディ・マリアのスーパーゴールにより追いつかれ、後半早々にはセットプレーからに逆転を許した。
1-2ビハインドの中迎えた57分、左SBのリュカ・エルナンデスがMFブレーズ・マテュイディのスルーパスに必死に追いつきクロスあげる。しかしエリア内に反応できる選手がおらずボールが流れてしまうが、その先にタイミング良く入り込んでいたパバールがダイレクトでボレーシュートを放つ。
するとそのシュートは完璧なコースでキーパーの手をすり抜けネット左上に突き刺さった。このゴールは4-3での勝利に繋がる貴重な同点弾となった。
そして、ロシアワールドカップでの活躍も評価されて2019年の1月にドイツ王者バイエルン・ミュンヘンへ移籍金3500万ユーロ(約43億6000万円)で加入する。
迎えた今シーズンは、序盤はCBとしての起用もあったがその後は右SBのレギュラーとして定着するとここまでリーグ戦23試合に出場して2得点3アシストの活躍を見せている。MFヨシュア・キミッヒに次ぐ出場時間を誇り、DFの怪我が相次いだチームにおいて欠かせない存在へと成長を遂げている。
まだ24歳と若いが多くの経験を積んでおり、今後益々スケールの大きな選手になることが期待される。では改めて、世界に発見されるきっかけとなったゴールをご覧いただきたい。
(文:内藤秀明)