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小野伸二、所属クラブ歴代ポジション。浦和レッズ、フェイエノールト、ボーフム…ケガに苦しんだ天才が歩むキャリア

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部

フェイエノールト

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01/02シーズンの基本フォーメーション

【シーズン成績】
01/02シーズン:30試合3得点
02/03シーズン:29試合7得点
03/04シーズン:24試合2得点
04/05シーズン:25試合7得点
05/06シーズン:4試合0得点

 小野のオランダデビューは開幕戦で訪れた。8月19日に行われたスパルタとのロッテルダムダービーに後半途中から出場。87分に右サイドからスルーパスを通して4点目を演出すると、後半追加タイムには中央からスルーパスを通して5点目をアシスト。5-0と大勝した試合で、11分間で2点に絡む鮮烈なデビューを飾った。

 すぐに主力に定着した小野は、30試合に出場して3得点を挙げた。チームはUEFAカップで同国PSVやインテルを下して決勝に進出。ドルトムントとの決勝に小野はボランチで先発して85分までプレーした。試合は前半にPKとFKで2点を先制したフェイエノールトが3-2で勝利し、28年ぶり2度目の欧州制覇を果たした。

 02/03シーズンには、フェネルバフチェとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選で2試合ともに決勝ゴールを決め、チームを本戦出場へ導いた。CLはグループリーグ敗退となったが、リーグ戦では前年を上回る7ゴールを挙げている。

 3年目は終盤戦でアシストを量産したものの、負傷の影響で24試合の出場に留まった。指揮官がベルト・ファンマルバイクからルート・フリットへと代わった04/05シーズンも左足関節の内視鏡手術を受けるなど、ケガに苦しみながら戦い続けたシーズンだった。

 クラブと日本代表を往復するスケジュールは金属疲労として重くのしかかった。4年目のシーズンを終えた05年6月、ワールドカップアジア予選を戦う日本代表に参加していた小野は、バーレーン戦を控えた練習中に右足甲を疲労骨折。9月に一度は復帰したものの、10月に手術を受けた影響で年内は4試合しか出れず。ワールドカップを半年後に控えた06年1月、浦和への復帰が発表された。

●01/02シーズンの基本フォーメーション

▽GK
エドウィン・ズーテビール

▽DF
ブレット・エマートン
ケース・ファン・ボンデレン
パトリック・パーウヴェ
トマシュ・ジョンサ

▽MF
ポール・ボスフェルト
小野伸二
ボナベントゥル・カルー
ヨン・ダール・トマソン
ヨハン・エルマンデル

▽FW
ピレール・ファン・ホーイドンク

【次ページ】浦和レッズ

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