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Jリーグ 5年前

中村俊輔、所属クラブ歴代ポジション。マリノス、レッジーナ、セルティック…左足1本で世界を驚かせた男の系譜

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

レッジーナ(02年夏〜05年夏)

中村俊輔
2002/03シーズン基本先発メンバー

【リーグ戦成績】
2002/03:32試合出場7得点
2003/04:16試合出場2得点
2004/05:33試合出場2得点

 2002年日韓ワールドカップへの出場は逃したが、直後の同年7月に横浜F・マリノスからイタリア・セリエAのレッジーナへ完全移籍を果たした。

 欧州挑戦1年目となった2002/03シーズンは、11月にボルトロ・ムッティからルイージ・デ・カーニオへの監督交代があった。結果的にはこれが功を奏し、レッジーナはセリエA残留を果たす。その中で中村は31試合に出場して7得点という結果を残した。

 パワー自慢のエミリアーノ・ボナッツォーリとスピードタイプのダヴィド・ディ・ミケーレが組む前線2トップ、その後ろを支えるトップ下のフランチェスコ・コッツァの3人が形成する攻撃ユニットが機能。それにともない中村は本職のトップ下ではなく、1列下がった不慣れなレジスタ起用も多かった。

 2年目の2003/04シーズンは日本代表戦のために度々チームを離脱したうえ、クラブと代表の過密日程をこなす中で負傷が増えて不完全燃焼に。レッジーナでのリーグ戦出場は16試合にとどまった。それでもシーズン終了後に日本代表として挑んだアジアカップでは2連覇に貢献し、大会最優秀選手賞も獲得した。

 本来の姿を取り戻した2004/05シーズンは主力に返り咲き、リーグ戦は33試合出場2得点とほぼフル稼働でさらに評価を高めた。レッジーナではタイトルこそ獲得できなかったものの、在籍最終年となった2004/05シーズンにクラブ歴代最高のセリエAで13位という功績を残し、セルティックへと移籍することになる。

●2002/03シーズン基本先発メンバー

▽GK
エマヌエレ・ベラルディ

▽DF
マルティン・イラーネク
ホルヘ・バルガス
イヴァン・フランチェスキーニ

▽MF
アイモ・ディアーナ
カルロス・パレデス
中村俊輔
ジャンルカ・ファルシーニ
フランチェスコ・コッツァ

▽FW
エミリアーノ・ボナッツォーリ
ダヴィド・ディ・ミケーレ

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