【写真:Getty Images】
フランクフルトに所属する鎌田大地がヨーロッパリーグの舞台で躍動している。大会公式Twitterが投稿した動画は鎌田の能力の高さを証明するものとなっている。
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フランクフルトと言えば日本のサッカーファンにとって馴染みが深いだろう。2006年から2シーズン所属したFWの高原直泰は2006/2007シーズンにクラブMVPを獲得。守備的MFの稲本潤一やウィングとして活躍した乾貴士も在籍し、2014年から所属する長谷部誠は絶大な人気を誇っている。
そんな偉大な日本人たちに肩を並べようとしているのが鎌田大地だ。2019年11月に行われたヨーロッパリーグのグループステージ第5節アーセナル戦で2ゴールを挙げ脚光を浴びた23歳は、2月20日に行われた決勝トーナメント1stレグでの活躍でファンの心を完全に掴んだことだろう。
今回紹介するUEFAヨーロッパリーグ公式Twitterが投稿した動画が大きな反響を呼んでいることからも人気の大きさが窺える。
その動画は決勝トーナメント1stレグ・ザルツブルク戦でのハットトリックだ。動画では鎌田の器用さが表れている。その3得点は右足、左足、頭で決めたゴールだったのだ。
12分に決めた1点目はGKとの1対1を右足で沈めた。43分には長谷部の縦パスが攻撃の起点となるとジブリル・ソウのスルーパスに抜け出した鎌田は相手を交わして左足でチップキック。ボールはGKの肩を越えてゴールに入った。
極めつけは53分に左からのクロスを頭で合わせた3点目。これで鎌田は南野拓実以来となるヨーロッパリーグでハットトリックを達成した日本人となった。
思えば前述のアーセナル戦の2ゴールも左右の足で決めたものだった。両足での精度の高いキックはヨーロッパの難敵相手にも通用している。昨季はベルギー1部のシント=トロイデンで名を上げた鎌田だが、日本人と相性の良いフランクフルトでも更なる飛躍が期待できそうだ。
(文:内藤秀明)